#0062「Sweet Love」 The Commodores


まさにスウィート&ロマンティックなラヴソング。


 日本ではファンキーな 「ウィットネス」 に追いやられて、なんとB面に!

 今朝の目覚めの曲は、コモドアーズの「スウィート・ラヴ」です。サンディ・リードアニタ・ベイカーからの「甘い愛つながり」ですね~!

 この曲は彼らのサード・アルバム『Movin’ On』(1975 - 全米29位) からのシングルで、彼らにとっては初めてビルボード・ホット100でトップ10入りした曲となりました。

 それまでのコモドアーズ「Machine Gun」(1974 - 全米22位)や「Slippery When Wet/スリパリー」(1975 - 全米19位)のようなファンキーでダンサブルなナンバーをシングルヒットさせていましたが、この「スウィート・ラヴ」あたりからは Lionel Richie 作のバラードをシングルカットにするようになりました。

 上のシングル・ジャケットを見て分かるように、日本盤7”シングルではそれまでの路線同様に「ウィットネス」をA面に据えていましたからちょっと乗り遅れていた感はありますが、それだけ日本でのディスコ・ムーヴメントが大きかったことを表しているのでしょう。

 さて、「スウィート・ラヴ」のシングルカットは大正解でした。それまでのシングルはソウル・チャートはともかく、ホット100ではトップ20、トップ10の壁に阻まれてなかなかそれより上位には入れなかったのです。


 1975年の12月27日付で82位でビルボード・ホット100にデビューした「スウィート・ラヴ」は以下、→ 72位 → 62位 → 53位 → 48位 → 46位 → 43位 と失速したように見せかけて、8週目に39位とトップ40入りを果たしました。

 その後も → 36位 → 34位 → 31位 と地道に順位を上げ、さらに → 23位 → 21位 → 15位 とまずはトップ20の壁を突破。そして → 12位 → 9位 とついに念願のトップ10入りも果たし、→ 7位 → 5位 → 5位 とトップ5にも入る特大ヒットとなってしまいました🎵

 チャートインした週数は23週間で、これは彼らの他のどのシングルよりも長い記録となっています。突出した大ジャンプこそなかったものの、地道に着実に順位を上げたことが息の長いヒットにつながったんですね。




 その後、コモドアーズはバラードのシングルをよく切るようになりました。それとともに作者であるライオネル・リッチーの存在感も増してきて、彼の名前は名コンポーザーとして知られるようになったのでした!

2コメント

  • 1000 / 1000

  • gutch15

    2020.01.27 08:55

    @anasato試しにファニーではない曲をシングル・カットしてみたら大ヒットしちゃった、みたいな感じでしょうか。その後この路線のシングルが増えたわけです(^^;) 「スウィート・ラヴ」は以上でお終いにしておきます🎵
  • anasato

    2020.01.27 08:17

    「スウィート・ラヴ」特集なんですね!ライオネル・リッチー節のバラードが人気を集めるきっかけとなった曲ですね。そして「イージー」でダメ押しみたいな。どちらも名曲だと思います!

自由人 Gutch15 の気まぐれライフ from 横浜

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