#0060「Sweet Love」 Sandy Reed


 パンチの利いたヴォーカルにノックダウンを喰らう。

 今朝の目覚めの曲は、サンディ・リードの「スウィート・ラヴ」です。この曲にはちょっとした思い出があって、私が今亡き弱小ブログ『気まぐれ音楽紹介 from 横浜』を始めた時、1記事目に取り上げたのが「スウィート・ラヴ」だったのです。


 本当に小さな想い出でスミマセン(^^;)


 サンディ・リードこと Cassandra Reed は1968年7月にニューヨークでドイツ系アメリカ人の両親のもとに生まれました。彼女はドイツのケルンで育てられ、14歳のときに始めたサックスが音楽との関わり始め。16歳のときにはヴォーカルのレッスンを受け始め、それから主にケルンで多くのジャズ・バンドをバックにステージをこなしていました。

 89年にヴェテラン・ジャズ・トロンボーン奏者の Peter Herbolzheimer が彼女の才能を発掘したことをきっかけに、西ドイツの40年を描いたレヴューに参加。100回以上の公演の中で、彼女は端役から重要な役までキャリアを上げて行ったようです。

 その後、92年に受けたオーディションで複数のプロデューサー陣に注目された彼女は、93年にデビュー・シングルの「Cold」を、翌94年にはファースト・アルバムの『I Believe』をリリースすることができたのです。

 『I Believe』のトップを飾っていたのが「スウィート・ラヴ」で、私は、洒脱でクリアで妙に耳に残るピアノのイントロとリフに一気に心惹かれ、直後のフックの強いサビメロを歌うヴォーカルのパンチの威力に完全にノックダウンを喰らってしまいました!!

 名もないドイツのアーティストにすぎなかったサンディ・リード。英米ではまったくヒットせず、本国と言えるドイツでもチャートの上位には入らなかった彼女でしたが、日本ではこの「スウィート・ラヴ」が95年にちょっとした人気となり、ラジオでもかなりオンエアされたんですよね。翌96年には日本ツアーも演っていた記憶があります。




 なぜこの曲をブログの一発目に取り上げたのかはもうまったく憶えていませんが(^^;)、今聴いても強烈な魅力、いや魔力を感じることは間違いありません。

 ほぼ日本オンリーの人気ということで YouTube でもほとんど聴かれていない忘れ去られそうな曲ではありますが、私がアップしたものがありますのでもしよろしければ聴いてみてください(^^)

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自由人 Gutch15 の気まぐれライフ from 横浜

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