夢見るクリスマスでありたい。
今朝は、今や完全に伝説的な曲となってしまった山下達郎の「クリスマス・イブ」を聴いています。
この曲は当初は1983年のアルバム『MELODIES』(1983 - オリコン1位) のラストに収められていたアルバム・カットでした。同年12月にファンのための贈り物という形で12”シングルが限定発売されたものの、その時はさほど大ヒットしたわけではありません。その後は毎年師走の声を聞くと限定発売盤が出たりしていましたが、まだまだ大ブレイクには至らず。
次にこの曲が脚光を浴びたのは86年の冬。今度は7”シングルとして切られ、オリコンで44位を記録して若干の話題になりました。とても地味な曲調ながら、山下達郎本人が48回も声を重ねてスキャット・コーラスしている「パッヘルベルのカノン」などの強いフックとして意識され始めたのです。
時は87年4月1日、鉄としては絶対に忘れられない出来事がありました。日本国有鉄道がJR7社に分割民営化されたのです! 各社が新規PRを繰り広げる中、JR東海が「○○エクスプレス」というそれまでの国鉄では考えられないキャンペーンCMを作り始めました。代表作は「シンデレラ・エクスプレス」ですね。
翌88年の冬に「ホームタウン・エクスプレス・クリスマス・ヴァージョン」が登場しました。そのCMのタイアップで使われた曲こそがこの「クリスマス・イブ」だったのです! その結果、このシングルは売れてオリコン12位を記録。
このCMシリーズは大好評だったため、JR東海は翌89年から4年間「クリスマス・エクスプレス」キャンペーンを続け、その度に山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れ続け、この曲は89年12月にオリコンで何とついにNO.1に輝いたのです!
発売から6年経過してからの1位獲得というのは大した記録だと思います。その後もクリスマス・シーズンになるたびにこの曲はオリコン・シングル・チャートに帰ってきて、2019年現在で34年連続でチャート・インしています!
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2019.12.24 23:54
2019.12.24 15:19
2019.12.24 13:33